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THECOO(4255)上方修正!ファン数36万人突破、成長戦略と投資リスクを徹底解説

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    運営者
  • 2025年8月28日
  • 読了時間: 4分

会社名:

THECOO株式会社


証券コード:

4255


決算期:

2025年12月期 第2四半期(1-6月累計)



業界の課題:

SNSやデジタル広告市場は急速に拡大していますが、その分競争も激化しています。特にインフルエンサーを活用したマーケティングは需要が高まっている一方で、大手顧客の広告予算削減など不安定要素も多く、事業の持続性が課題となっています。また、ファンビジネス市場は大きな潜在需要がある一方で、継続率や課金モデルの最適化が重要なポイントになっています。



事業内容:

THECOOは大きく2つの事業を展開しています。

1つは デジタルマーケティング事業。YouTuberやインスタグラマーを活用した「インフルエンサーセールス」、そしてリスティング広告などを扱う「デジタル広告コンサルティング」を展開しています。

もう1つは ファンビジネスプラットフォーム事業。会員制のファンコミュニティアプリ「Fanicon」を運営し、月額課金やポイント購入、物販やチケット販売などを通じてアイコン(インフルエンサー)とファンの交流を収益化しています。



強み:

THECOOの強みは、完全会員制・完全有料制のコミュニティ運営です。一般的な無料SNSとは異なり、ファンが「応援する意思を持って参加」する仕組みのため、ロイヤリティが高く持続性のある収益につながります。また、自社ツール「iCON Suite」を通じてインフルエンサー3,000名以上をネットワーク化し、データドリブンで広告主に提案できる点も差別化要因です。



競合優位性:

競合は大手広告代理店や他のファンクラブプラットフォームですが、THECOOは BtoCとBtoB両方の事業を持ち、顧客データやノウハウを相互活用できる点 が優位性です。ファンビジネスで得たデータをマーケティングに活かし、逆にインフルエンサーマーケティングで得た知見をファンビジネスへ展開できる相乗効果を狙っています。



ビジネスモデル:


デジタルマーケティング事業は、広告主からのフィーや成果報酬型で収益化。

ファンビジネスプラットフォームは、月額課金・ポイント課金・ECやチケット手数料を中心に売上を構成。

特にサブスク型売上に加え、課金イベントや物販などの「サブスク外売上」の成長が利益改善のカギになっています。



業績:

2025年12月期第2四半期は、売上高11億円(+)11.3%)、営業利益は2,000万円で黒字化しました。牽引したのはファンビジネスプラットフォームで、売上9億円(+23.3%)、営業利益5,400万円と好調。一方でデジタルマーケティングは21.4%減収となりましたが、赤字幅は縮小しています 。



将来の業界課題:

ファンビジネス市場は拡大余地が大きいものの、いかに「新しいアイコンを獲得し続けるか」、そして「ファン単価を引き上げられるか」が課題です。デジタル広告領域では、大手顧客の広告予算に依存せず、いかに中長期的に安定した収益源を構築できるかが焦点です。



成長戦略:

THECOOは中長期的に「Fanicon」を中心としたファンビジネスをさらに拡大し、サブスク外売上を増やすことで収益性を強化していきます。具体的には、アイコンカテゴリーの拡大、機能追加によるファン活動の深化、さらには海外展開を視野に入れています。また、デジタル広告ではSNS広告の成長を取り込み、データドリブンの提案力を武器に市場シェア拡大を狙っています。



業績計画:

通期の売上高予想は47.6億円で据え置き。一方、営業利益は期初予想より大幅に上方修正され、7,500万円の黒字を見込んでいます(前回予想比+7,300万円) 。



今期のトピックス1:

「Fanicon」では新規アイコン数が約3,400(+13.3%)、ファン数は36.2万人(+13.1%)と堅調に増加しました。流通総額は15.2億円(+26.0%)と拡大しており、ファンビジネスが確実に成長していることを示しています。


今期のトピックス2:

デジタルマーケティング事業は依然として広告予算削減の影響を受けましたが、営業損失は改善傾向にあります。取扱件数は前年比▲10.9%、案件単価は▲15.3%と苦戦しましたが、赤字幅は縮小しました。


今期のトピックス3:

組織効率化のためにセールス・マーケティング本部の再編を実施し、コストコントロールを強化しました。販管費全体を前年同水準に抑制しながら成長投資を行っている点はポジティブです。



主要ポイント1:

ファンビジネスが好調で、会社全体の成長をけん引。


主要ポイント2:

デジタルマーケティング事業は減収も赤字縮小。


主要ポイント3:

通期業績予想は売上据え置き、利益は大幅上方修正。



👉 以上がTHECOOの決算の要点です。

特に「Fanicon」を中心としたファンビジネスの拡大がカギとなっており、今後も新しいアイコンの獲得とファン単価の引き上げに注目していく必要があります。



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