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HENNGE(4475)決算速報!売上+32%・営業益+72%の爆伸び、その背景を解説

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    運営者
  • 2025年8月4日
  • 読了時間: 5分

みなさん、こんにちは。今日はHENNGE社の決算説明資料を見ていきたいと思います。証券コードは4475です。今回の決算期は、2025年9月期第3四半期(2024年10月〜2025年6月)。です。


まず、事業内容を見ていきましょう。HENNGEは、クラウドセキュリティサービス「HENNGEOne」を主軸としたサブスクリプションモデルの企業です。Microsoft365やGoogleWorkspaceと連携し、企業の認証管理(SSO)、情報漏洩防止(DLP)、サイバー攻撃対策までを一気通貫で提供。HENNGEOneは、導入することでクラウドの利便性とセキュリティを両立し、社員の生産性を高めるサービスです。


外部環境である業界の課題としては、情報セキュリティとクラウド利活用の両立が急務となる中、企業は「ID管理」や「情報漏洩対策」といったクラウドセキュリティへの投資を加速しています。しかし、自社のニーズに合ったソリューション選びや運用設計が難しい、という課題があります。特に中堅・中小企業では、導入人材や専門知識の不足が足かせになっています。



HENNGE社の強みは、なんといっても、契約企業数3,290社・契約ユーザー数270万人超という、強固な顧客基盤が最大の強みです。東証上場企業の約18.8%がHENNGEのサービスを利用しているというデータからも信頼性の高さがうかがえます。さらに、サービス稼働率も99.9%以上と非常に安定しており、ITインフラとしての安心感もあります。


競合優位性は、HENNGEは単なるセキュリティソリューションにとどまらず、「ID管理」「DLP」「サイバーセキュリティ」までを包括的にワンストップで提供できる点が大きな差別化ポイントです。さらに、サンドボックスや行動分析といった最新の脅威検知機能を搭載した「HENNGECloudProtection」など、アップセル先も豊富に用意されており、競合他社と比べてLTV最大化がしやすい構造です。


ビジネスモデルは、「HENNGEOne」を軸としたサブスクリプション型のSaaSビジネスを展開しています。主力のHENNGEOne事業が売上の約94%を占め、ARR(年間経常収益)は107.3億円に到達。契約企業数の増加とARPU(ユーザー単価)の向上の両輪で、安定したストック収益を確保しています。



続いて、将来の成長性を考えていきます。まず、将来の業界課題について、日本国内では、クラウド導入のニーズが高まりつつありますが、特に中小企業においては「セキュリティ対策」「ID管理」「運用設計の複雑さ」といった課題が残っています。ゼロトラストやSaaS活用を前提としたセキュリティ体制の構築が求められる中、専門人材の不足も深刻です。また、クラウドが広がる中で、オンプレミスとのハイブリッド環境も増加。管理の煩雑化とコストの最適化が、新たな経営課題となっています。こうした背景から、ID統合やアクセス管理、誤送信対策といったサービスをワンパッケージで提供するHENNGEのような企業の存在価値はますます高まるでしょう。


成長戦略は、HENNGEの中長期的な成長戦略のキーワードは「ARR最大化」です。HENNGEOneの契約企業数、ARPU(ユーザー単価)を伸ばすことで、ARR=年間経常収益の100億円突破を実現。現在はその先、FY2029までにARR200億円、さらに2035年以降にはARR1,000億円を目指すという、非常に野心的なロードマップを描いています。具体的な施策としては、。販売パートナーとの連携強化。新機能・新サービスのリリースによるARPU向上。海外市場の開拓。M&Aによるサービス領域の拡大。など、多方面からの成長ドライバーを設計しています。


業績計画は、HENNGEは通期の売上高を108.8億円と予想しており、営業利益は17.5億〜19.5億円を見込んでいます。Q3時点で進捗率はおおよそ73%〜90%と高水準。今後は広告宣伝費や人材関連費用の増加が見込まれるものの、全体としては計画通りに進んでいます。注目すべきは、人員計画の上振れです。当初は年間40名の増員予定だったところ、実際には75名の純増となっており、将来の成長に向けた先行投資が進んでいることが分かります。

前半部分の最後として、事業から生まれる結果である業績を見てきいきましょう。HENNGEの2025年9月期第3四半期の累計業績は、非常に力強い成長を見せています。売上高は+で+32.3%増加し、80.1億円に到達しました。そのうち、主力のHENNGEOne事業が93.7%を占めており、売上高は75.1億円。営業利益は前年比で72.3%増となる15.8億円と、大幅な伸びを記録しています。売上総利益率も、前期の84.0%から86.2%へと2.2ポイント改善しており、高収益体質が強化されています。特に注目すべきは、営業利益率が19.7%と高水準である点。安定したサブスクリプションビジネスの威力が発揮されているといえるでしょう。また、通期業績予想に対する進捗率も73〜90%と順調で、今のペースでいけば業績達成はほぼ確実と言える状況です。

後半は、今回の決算内容を詳しく見ていきます。今期のトピックス1つ目は、「HENNGEOne」の契約企業数と契約ユーザー数がともに大きく増加し、ARRが過去最高の107.3億円に達しました。また、ARPUも3,969円に上昇し、顧客単価の改善が進んでいます。


今期のトピックス2つ目は、4月に開催された自社イベント「HENNGEUnveiled2025」や、「JapanITWeek」など全国の展示会への出展を通じて、ブランディングとリード獲得に注力。その結果としてマーケティング投資の成果が徐々に顕在化しています。


今期のトピックス3つ目は、IssueHuntへのリード投資や「CustomersMailCloud」のAWSMarketplace提供開始など、積極的に新領域や事業提携に乗り出しており、中長期の事業拡大に向けた布石を打っています。



ここまで総括すると、主要ポイント1つ目は、高いARPUと低い解約率によって、HENNGEは非常に安定したストックビジネスを構築しています。ARRの安定成長がそのまま企業価値の向上につながっており、投資家にとって魅力的なビジネスモデルとなっています。


主要ポイント2つ目は、単なるID管理にとどまらず、DLPやサイバーセキュリティ機能も提供することで、1社あたりの導入範囲が広がり、アップセルによる収益最大化が実現しやすい構造になっています。


主要ポイント3つ目は、国内外を含めた市場規模の拡大と、堅実な投資戦略により、2035年以降のARR1,000億円という大胆な目標も現実味を帯びてきました。まさに“日本発のクラウドセキュリティプラットフォーム”として世界に羽ばたくポテンシャルを持つ企業です。



ここまでHENNGE社の決算説明資料の解説をご視聴いただき、ありがとうございました!これからも決算について、わかりやすくお伝えいたしますので、引き続き、何卒よろしくお願いいたします!

 
 
 

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