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【超入門】BASE×HENNGE×セーフィーを一気見|黒字転換・高収益ストック・現場DXの勝ち筋を5分で比較

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    運営者
  • 8月31日
  • 読了時間: 6分

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みなさんこんにちは。今日はSaaSの注目3社、BASE(4477)/HENNGE(4475)/セーフィー(4375)を、初心者向けに“かんたん比較”で解説します。

この動画を見れば――


3社の売上と利益の今が一目で分かる

それぞれの伸びる理由(成長エンジン)がつかめる

短期と長期でどのタイプが狙いやすいかイメージできる

キャッチーに言うと、「ネットの商店街」vs「会社の鍵束」vs「現場の見える化」。ではいきましょう!




> ※専門用語ミニ解説

> ARR:毎年“自動で入ってくる”契約収入の合計(サブスクの定期収入イメージ)

> リカーリング:毎月や毎年くり返し発生する収入のこと



売上の流れ:3年前99億 → 2年前97億 → 前年116億 → 今期見込み159億 → 通期計画196億円。

つまり、“右肩上がりに回復中”。ネットショップ開設や決済が伸びて、規模が戻ってきたイメージです。

利益の流れ:-9億 → -15億 → -4億 → 今期+7億見込み → 来期+10億計画。

“赤字からの黒字転換”が見えてきたタイミング。コストを抑えつつ、テイクレート(取扱高に対する手数料率)を上げる施策が効いてきています。

今期トピックス:

① Eストアー子会社化で顧客基盤を拡大

② PayIDを7/1から有料化(販売手数料一律9.5%+4円)で収益改善

③ TikTok Shopと公式API連携で“動画×EC”の販路を拡大

一言まとめ:「商売のはじまりを最短に」。中小店舗にやさしい設計で、“使うほどBASE経済圏”に入る仕組み。



売上の流れ:48億 → 56億 → 67億 → 今期見込み83億 → 通期計画108.8億円。

+30%前後の成長ペース。法人向けセキュリティの需要が追い風です。

利益の流れ:3億 → 4億 → 7億 → 今期10億台 → 通期計画18億円。

利益率も高め(Q3累計で営業利益率約20%)。解約が少ないサブスクの“積み上げ”が効いています。

今期トピックス:

① ARR107.3億円(過去最高)・ARPU3,969円に上昇

② 自社イベントや展示会でブランド強化→受注増

③ AWS連携・M&A視野でプロダクト拡張

一言まとめ:「会社の鍵束を1つに」。SSO(1IDでまとめてログイン)やDLP(情報持ち出し対策)を“全部入り”で提供し、1社あたりの利用範囲が拡張→売上が自然に増えるモデル。



売上の流れ:84億 → 92億 → 118億 → 今期見込み150億 → 通期計画184億円。

現場DX(省人化)ニーズで+20%台の伸び。

利益の流れ:0億 → -12億 → -10億 → 今期-5億見込み。ただしQ2は調整後営業利益+7,500万円と、四半期では2期連続の黒字。

今期トピックス:

① ARR128億円/課金カメラ31.9万台(リカーリングが強化)

② Safie Trail Stationで“既設カメラのクラウド化”を取り込み

③ NEDO採択(最大8.9億円)でAIプラットフォーム投資を加速

一言まとめ:「現場に“見える化+自動化”の目を」。小売・建設・インフラで“多店舗・多現場”に広がると、台数×月額で収益が積み上がる仕組み。





強み:「誰でも開店→すぐ決済→集客も支援」というワンストップ。

決済・集客・金融(YELLBANK)・越境(want.jp)まで、“商売の面倒を丸ごと”。

伸び方:


1. PayID有料化で単価アップ(テイクレート改善)

2. Eストアー顧客×BASE機能の相乗効果(クロスセル)

3. 動画コマース(TikTok)で“集客コストの重さ”に対抗

業界課題との接続:人手不足・広告費高騰に対し、“作る・売る・受け取る”を軽くする。



強み:SSO×DLP×脅威対策を一体提供。導入・運用がワンストップで、解約が低い。

伸び方:


1. 既存顧客でのアップセル(追加機能)

2. 海外展開・M&Aで製品ライン拡張

3. パートナー連携(AWS等)で導入を標準化

業界課題との接続:セキュリティ人材不足に対し、“まとめて守る”を提供。ゼロトラスト(社内外問わず守る考え方)需要を取り込む。



強み:国内クラウド録画シェア55%超・UI/UXの使いやすさ・拡張性。

伸び方:


1. 既設カメラのクラウド化を広く取り込む(Trail Station)

2. AIアプリ(不安全行動検知・転倒検知など)で1拠点あたり単価を上げる

3. 多店舗・多現場の横展開で装置産業的に台数が積み上がる

業界課題との接続:人口減少×労働力不足に対し、“現場を見える化→省人化”を実現。





ポジ:黒字転換フェーズ。PayID有料化や動画コマース連携で売上も単価も取りにいく動き。M&Aで顧客の“土台”を一気に広げた点も評価。

リスク:中小ECの集客コストは上がりやすく、物流・決済費も重くなりがち。景況感に左右される面も。

日常のたとえ:「商店街の加盟店を増やしつつ、看板料(手数料)と決済手数料をちゃんといただく。お店が繁盛するほどBASEも潤う構造。」



ポジ:高ARPU×低解約で“きれいなストック”が積み上がる。営業利益率も高く、ARR200億→1,000億への長期ビジョンは“規律ある成長”を想像させる。

リスク:競合の機能追随・価格競争、導入設計の複雑さ(人材不足)で導入リードタイムが伸びる懸念。

日常のたとえ:「会社の入り口鍵(ログイン)も、情報の持ち出し制限も、“まとめてHENNGEに任せる”。鍵を増やすほど(機能追加)月謝も上がるイメージ。」



ポジ:ARR128億・課金カメラ31.9万台でリカーリングが太くなってきた。AI×現場DXは社会課題ど真ん中で、大口案件の横展開が効く。

リスク:ハード+設置の初期投資が絡むため、需要時期がぶれやすい。利益はまだ過渡期で、投資と黒字化の両立が鍵。

日常のたとえ:「お店や工事現場に“見張り役+記録係”を置いて、事故・万引き・非効率を減らす。店舗や現場が増えるほど、毎月の利用料が積み上がる。」




比較ポイント①:収益の形(積み上がりやすさ)


HENNGE:サブスクの王道。低解約×アップセルで“きれいなストック”。利益率が出やすい。

セーフィー:台数×月額が太くなるリカーリング。AIアプリで1拠点単価アップも。

BASE:EC経済圏で取引が増えるほど手数料が増える。PayID有料化で単価改善も期待。


比較ポイント②:今期のモメンタム(変化点)


BASE:赤字→黒字の“変曲点”。M&A・有料化・動画連携で攻める年。

HENNGE:高成長×高収益を規律的に継続。ARR・ARPUとも上昇。

セーフィー:四半期ベースで黒字化傾向。既設カメラのクラウド化とAIで面の広がり。


比較ポイント③:リスクの質


BASE:中小ECの集客・物流コスト。景況感の影響を受けやすい。

HENNGE:競合の追随・導入の複雑さ。人材不足で導入が遅れるリスク。

セーフィー:初期投資×設置案件の時期ずれ。利益の安定化はこれから。


次の一手(投資スタイル別の見方)


短期派:


BASEは「有料化・TikTok連携・M&Aの進捗」など“材料(ニュース)”が株価を動かしやすい銘柄。

セーフィーは「大口導入・AI実証の本格展開」など案件ニュースに敏感。

中長期派:


HENNGEは“ストック×アップセル”で持続的に体力が増えるタイプ。ARR拡大を素直に追える。

セーフィーは“現場DXの大潮流”に乗る構造。AI単価アップが効き始めると利益の質が改善。

BASEは“ECの入り口”を押さえる経済圏づくり。黒字継続とテイクレート改善が見えれば再評価余地。


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